渋谷の再開発を解説|渋谷スクランブルスクエアやフクラスなど
大きなクレーンが立ち並び、次々に新しいビルが建設されている渋谷駅周辺。 2020年の東京オリンピックに向けて、渋谷駅周辺では大規模な再開発が行われています。 中には、2019年竣工・開業予定の商業施設やビルもあります。 そこで、記事では渋谷の新しくできるビルを紹介し、再開発について詳しく解説します。
渋谷エリア最高の高さを誇る230m、地上47階建ての「渋谷スクランブルスクエア」
渋谷駅直結・直上の新ランドマークとして建設途中の渋谷スクランブルスクエア。渋谷エリアでは一番高いビルとなり、商業施設、オフィス、展望施設によって構成される予定です。 渋谷駅直結ということもあり、駅や渋谷ヒカリエ、新しく開業予定の渋谷フクラスともデッキでつながり、移動がスムーズにできるようになります。
東棟の開業時期
渋谷スクランブルスクエアは東棟・中央棟・西棟の計3棟からなる予定ですが、東棟が2019年秋に開業します。中央棟・西棟は2027年度完成予定です。10年あまりに及ぶ非常に壮大な開発ですね。
テナント
東棟の地下2階から地上14階まで商業施設が入る予定で、居住テナントは未発表です。情報が公開され次第、今後こちらで公表予定です。 また、Ⅱ期工事で建設予定の西棟は、東急東横店が解体された跡地に建設されるので、渋谷スクランブルスクエアに 新しい東急東横店が入居する可能性は高くなっています。
オフィス
17階~45階は渋谷最大級の広さを誇るオフィススペースが設置される予定です。NY発のコミュニティー型ワークスペース「WeWork(ウィーワーク)」の国内最大規模となる新拠点が設置されるようです。 また、オフィスフロアには計8~9社の会社が入居する予定で、以下の企業が既に入居を決めています。 - サイバーエージェント - ミクシー - レバレジーズ
展望台
渋谷スクランブルスクエアの最大の見所は、日本最大級の屋上展望空間を楽しめる所です。展望施設は14階・45階・46階・屋上に併設されます。 また、屋上の展望台はスクランブル交差点や富士山、東京スカイツリーを一望できます。また、雨天の際は、デジタルテクノロジーを利用した屋内展望施設も兼ね備えているので、晴れの日も雨の日もどちらもエンジョイできますね。
基本情報
名前 | 渋谷スクランブルスクエア 第Ⅰ期 |
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住所 | 東京都渋谷区渋谷二丁目23番 |
アクセス | JR山手線渋谷駅直結 |
階数 | 地上47階 地下7階 |
「Abema Towers(アベマタワーズ)」
住友不動産が計画を進め、2019年4月開業の高さ111mのabema towers(アベマタワーズ)。NHK近くの宇田川町にあるabema towers(アベマタワーズ)は、地上21階建てで、オフィスと賃貸住宅で構成されています。
オフィス
4~16階はオフィスフロアとなっていて、サイバーエージェントが全て借りる予定です。サイバーエージェントは先述したように渋谷スクランブルスクエアにもオフィスを移転を予定しており、abema towers(アベマタワーズ)と渋谷スクランブルスクエアの2拠点に本社機能を集約させるようです。
住居
18~21階は住宅フロアとなっていて、住友不動産の高級賃貸マンション・ラ・トゥール渋谷宇田川が入ります。総戸数は40戸で、専有面積は54.00㎡~127.00㎡の住居が用意される予定です。
基本情報
名前 |
Abema Towers(アベマタワーズ) |
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住所 | 東京都渋谷区宇田川町49番1 |
アクセス | 東急東横線・田園都市線、東京メトロ半蔵門線・副都心線「渋谷」駅徒歩6分 |
階数 | 地上21階、地下2階 |
旧東急プラザの跡地に建設された「渋谷フクラス」
2015年3月に閉館した東急プラザ跡地に建設された渋谷フクラス。地上18階、高さ103mの巨大な施設として生まれ変わりました。 バスターミナルや商業施設、オフィス、バスターミナルなどが入り、2019年秋に開業予定となっています。
テナント
2~8階、17・18階には東急プラザ渋谷が入り、「都会派の感度が成熟した大人たち」をターゲットにした商業施設が作られます。 また、屋上広場の17・18階の部分に CÉ LA VI Tokyoの出店が決まっています。CÉ LA VIは、シンガポールのマリーナベイサンズの最上階となる57階や香港やフランスで展開されている、総合エンタテインメントレストランです。
オフィス
9~16階はオフィスフロアになっていて、仮想通貨やインターネットメディアを手掛けるGMOインターネットグループが入居します。 また、17階にはクリエイティブコンテンツ産業や外国企業の進出拠点となる施設ができます。
バスターミナル
1階には、一般路線バスや空港リムジンバスも乗り入れ予定のバスターミナルが設置されます。2020年の東京オリンピックに向けて観光客が増える中、さらに需要が増えそうですね。また、JTBコミュニケーションデザインと協業して、新しい観光支援施設をオープンさせる予定です。
基本情報
名前 |
渋谷フクラス |
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住所 | 東京都渋谷区道玄坂一丁目38番 |
アクセス | アーバン・コア 道玄坂連絡デッキによって渋谷駅直結 |
階数 | 地上18階、地下4階 |
大規模オフィス需要にこたえる高層オフィスビル「南平台プロジェクト(渋谷ソラスタ)」
2019年3月に竣工予定の南平台プロジェクト。東急不動産HDと東急不動産の本社があった新南平台東急ビルをはじめ、南平台東急ビル、渋谷TODビル、広井ビルなど複数のビルがまとめて建て替えられています。 各階にグリーンテラス、屋上には渋谷を一望できる庭園を設けていて、高さ107m、地上21階のオフィスビルとなっています。
オフィス
渋谷はベンチャー企業が集う街ですが、渋谷のベンチャー企業の成長に伴い、大規模オフィス需要にこたえようとしたオフィスが南平台プロジェクトです。 南平台プロジェクトには、東急不動産ホールディングスや東急不動産、東急ハンズなどの関連会社が入居予定です。 また、3階には会員制 シェアオフィス・ビジネスエアポート渋谷南平台4階には貸し会議室やホールを運営するインフィールドが入ります。
基本情報
名前 |
南平台プロジェクト(渋谷ソラスタ) |
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住所 | 東京都渋谷区道玄坂一丁目21番1号 |
アクセス | JR線・副都心線・半蔵門線・銀座線・東急東横線・田園都市線・京王井の頭線「渋谷」駅 徒歩6分 |
階数 | 地上21階、地下1階 |
渋谷宇田川町のコミュニティビルディング「グランド東京 渋谷ビル」
渋谷センター街と文化村通り・井の頭通りに抜ける交差点の角地に位置し、2019年8月竣工予定のグランド東京渋谷ビル。グランド東京は、大手の商業ビルとは一線を画しており、テナントと街とビルのバランス感覚を重視し、独自の世界観を演出しています。
グランド東京のテナント
居住テナントは未発表です。情報が公開され次第、今後こちらで公表予定です。
基本情報
名前 |
グランド東京 |
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住所 | 東京都渋谷区宇田川町33 |
アクセス | JR渋谷駅 徒歩6分 |
階数 | 地上9階、地下2階 |